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中野梓誕生日

今日はなんと、あずにゃんの誕生日じゃないですか!

11月11日。ポッキーの日に誕生日だなんて。そんなのポッキーゲームをしろって言っているものじゃないですか!
あずにゃんポッキー。嗚呼、今日は何人の人がポッキーを買ってあずにゃんを思い浮かべていることか。

自分はいそいそとSSを作りました。続きにて公開です。


実は言うと、自分の誕生日ももうすぐなんです。あずにゃんと誕生日が近いだなんて、運命を感じられずにいられない!


嗚呼、あずにゃん。あずにゃんの可愛さは異常です。あずにゃんの声でなじられたい。
えむえむっ!じゃなにかが足りない。俺妹じゃ罵りが足りない。あずにゃん。嗚呼、あずにゃん。
自分はあずにゃんも、大好きです!!






ここ数日おかしい現象が起きている。


靴を履き替えて教室に向かおうとしたら唯先輩が居た。



「お、おはよう。あずにゃん!」


「あ、はい。おはようございます」


「そ、それじゃね!」



挨拶はそれだけだった。唯先輩はそそくさと自分の教室へと向かっていった。これだけじゃ普通の先輩、後輩だった。


いつもだったらどこにいようがなにをしてようが誰がいようが抱きついて来るのに……。


ついでに言うと部活も真面目にするようになった。お菓子やお茶ばっかりしていたのにどうゆう風の吹き回し?


それがおかしな現象だった。ここ数日の唯先輩は明らかにおかしい。


憂に聞いても家じゃいつも通りだよって言うだけだった。純は梓離れしたんじゃないかと言ってた。全然参考にならない。


抱きついて来ない唯先輩なんておかしすぎるのに二人とも素っ気ない。


純はまだしも憂までだなんて……。これは何かある。私はそう睨んでいる。


明らかにおかしい唯先輩の行動。それをなんとしても突き止めないと。


でないともうあの抱擁は……って、べ、べつに私は抱擁されなくて寂しいとか思ってないよ!


ただ調子が出ないだけだから!それだけだから!そう心の中で叫んだ。





放課後。いつもの部室。私は一人だった。他の先輩方は来ていない。珍しい事もある。いつもなら誰は居るはずなのに。



「あれ?なんだか部室薄暗い」



考えごとしていて気づかなかった。暗幕が下ろされている。


電気もついていない。冬とはいえまだ外は明るいのに、部室はうっすらとしている。


物音もしない。トンちゃんの水温調節の音だけが聞こえる。ちょっと怖くなってきた。


電気を付けようと壁に近づいたときだった。扉がバタンと閉まった。心臓が跳ね上がる。


悲鳴こそ上げなかったけど、胸が痛いほど鼓動している。扉を閉められたことによって一瞬で部室は暗闇になった。


正確に言うと窓や扉から光は漏れているけど、とっさの事で判断が低下している。そんな些細な光など目に止まらない。



「な、なに?」



ドタバタと音が聞こえる。今までトンちゃんのポンプの音だけだったのに、明らかに人が動く音だ。


暗くて何も見えない。と思った瞬間、ボッっと明るくなった。ライターの火だと遅れて気づいた。


その火で手は見えるけど、誰かなのは判別できない。手はスゥ~とちょうど机の上あたりに動き、ポツ、ポツと火が灯っていく。


空中に浮く火に言葉なく驚いた。魔法、なの?魔法で火を起こして……


「ろ、ろうそく?」


よくよく見ると火は空中に浮かんでいるのではなく、ロウソクにつけられていた。


火が灯っていき、次第に周りは見えるようになっていった。ロウソクの下にはケーキがあった。ホーム型の丸いケーキ。


そしてその後ろに立つ一人の人物が居た。


「お誕生日おめでとうあずにゃん!」


ロウソクの明かりに下から照らされて、暗闇から顔だけ見える、唯先輩が居た。


度重なる緊張と恐怖の中で、そんな風に登場されたら私が取る行動は一つしかなかった。



「にゃあああああああーー!」



その悲鳴は後に学園七不思議で語られることになるとは、知る由もなかった。








「ごめんあずにゃん。本当にごめんなさいあずにゃん!」


「……もう、いいです。落ち着きましたし」



私はしばらく気絶していたようで気が付くころにはすっかり夜になっていた。目を覚ましたら、唯先輩は土下座していた。


それからずっと謝り続けている。なんだかこっちが悪いことをしているみたいで、許してあげた。


それに先輩は私のためにしてくれたから。



「誕生日、知っていたんですね」


「憂に聞いたんだ。それでねケーキも私が作ったんだよ」


「唯先輩が?」



唯先輩が私のために作ってくれた誕生日ケーキ。明るいところで見ると、ちょっと形が崩れているけど、一所懸命作ってくれたんだとわかる。


憂知ってて隠していたな。きっとビックリさせようとしたんだ。……別の意味で驚いたけど。



「あずにゃん。改めて言っていい?」



唯先輩は私の目を見ながらそう言った。私は小さく頷いて先輩の言葉を待った。



「お誕生日おめでとう。あずにゃん」



とびっきりの笑顔で唯先輩は祝ってくれた。その笑顔がとっても綺麗で、ときめいてしまった。



「本当はプレゼントも用意したかったんだけど、ケーキで時間もお金も使っちゃって……」


「良いですよ」


「え?」


「プレゼントは、もう貰いましたから」



私はその笑顔だけで十分だった。唯先輩が笑ってくれるだけで私の心は満たされたから。


まったく、この人にはいつも驚かされる。今みたいに本当に欲しいものを先輩はくれる。


私は先輩の笑顔が見たかった。ここ数日、見れていなかった先輩の笑顔を。


大好きな、先輩の笑顔を。


そのお返しに、私も笑顔で言った。感謝の気持ちを込めて。



「ありがとうございます。唯先輩」



今日は私の誕生日。人生で最高の誕生日になった。




唯先輩と一緒に過ごす、最高の誕生日に。





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ANUBIS

Author:ANUBIS
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主に日記。SSS(ショートストーリーショート)を掲載。

最近百合にどっぷり嵌っています。律澪は神です。初天は最高です。乃莉なずは最強です。

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